食と栄養

健康であることは、普通なら嬉しいことであり、健康に良い食事となれば、ついその情報に目がいきます。体が嬉しい食事は、体にとって良い栄養が摂取できているのでしょうが、良い栄養が摂取できていることが、必ずしも体に嬉しい食事とは限りません。栄養は、食事として摂ってこそ体が喜ぶ、という風に考えたいものです。何を食べるか考えること、食材を選ぶこと、料理すること、盛り付けすること、味わうこと、誰かと分かち合うこと、記憶に残ること。これらが複合的に作用して、食べること＝栄養摂取が体に嬉しい、となったほうが、楽しいです。